//---------------------------------------------------------------------- // サルサ章末語り //---------------------------------------------------------------------- //BG 路地裏 //time 夜 リトス 「こんな所に私を連れ出して、 どうするつもりですか」 サルサ 「違うよ!? 誤解を招くようなこと 言わないで!?」 リトス 「いえ、楽しいかと思いましたので。 それで姉さん、結局どちらに?」 リトスが淡々とした声で尋ねてくるけど、 正直あてがあるわけがなかった。 サルサ 「やっぱ、大聖堂より高い場所なんて、 エルタリアにはないんじゃないかなぁ」 リトス 「ええ、ありませんよ」 サルサ 「知ってたのに!?」 リトス 「そこをなんとかするのが 姉さんかと思いまして」 サルサ 「ぶ、物理的に出来ないからなー」 リトス 「こうなったら飛ぶしかありませんね」 サルサ 「……嫌な予感がするからやめとくよ」 リトス 「大丈夫。平気です。バッチリです」 サルサ 「平坦な口調で言われても信用できないよ!?」 リトス 「仕方のない姉さんですね」 なんでかわたしのせいになっていて、 ほとほと泣きたい気分になってきた。 サルサ 「とほほ……」 リトス 「ほんとは一緒に見たいって言えば良かったのに、 素直じゃありませんね、姉さんは」 サルサ 「だって、カリーナに勝ってからじゃないと、 なんかこう、フェアじゃない気がして」 リトス 「横から掻っ攫われても知りませんよ?」 サルサ 「うぐっ、そういえば可愛い子が やたらいっぱいいた気がする」 リトス 「私に」 サルサ 「リトスが掻っ攫うの!?」 リトス 「それは秘密です」 サルサ 「ひ、秘密なんだ……」 リトスの顔をまじまじと見ても、 本気なのかどうなのかはさっぱり分からない。 リトス 「大聖堂よりも高い場所を見つければ、 彼も見直してくれるかもしれませんよ」 サルサ 「え、マジで!?」 //vo 以下、レスターの真似、格好いい色男風味な口調で リトス 「凄いなサルサは……俺、 サルサのこと見直したよ……」 サルサ 「そ、そうかな、レスター、えへへ」 リトス 「だから、もし良かったら、俺と……」 サルサ 「お、俺と……?」 リトス 「俺と……」 //vo 露骨にごくん、と言う方向です サルサ 「ご、ごくん」 リトス 「俺と妹さんの交際を認めてくれ」 サルサ 「はい、よろこんで、って、 えー!? 違うよ!?」 //vo ここからいつもの淡々とした調子です リトス 「そして私たちはハッピーエンドに」 サルサ 「違う違う、あれ、今認められたの わたしだったよね?」 リトス 「仕方のない姉さんですね」 サルサ 「うわーんっ!?」 すっかり妹にからかわれたりしながら。 わたしとリトスは結局……。 自分たちのクランハウスの屋根の上で 流星群を見ることになるのだった。 とほほ……。